

PowerCMSの利点を強化した、最新鋭CMS、PowerCMS Xの誕生!
長年にわたり、多くの企業に支持されてきたPowerCMS。
PowerCMSは、Movable Typeの機能を拡張するプラグインとして、2009年2月12日に最初のバージョンがリリースされました。
その強みは、直感的な操作性と、柔軟なカスタマイズ性です。ウェブサイトの構築・運用をシンプルにし、ユーザーの創造性を支える「頼れるパートナー」として進化を続け最新のPowerCMS 6は、2022年4月20日にリリースされました。
しかし、ウェブサイトを取り巻く環境は日々変化しています。より複雑なデータ構造や、複数のシステム連携が求められる現代において、従来のCMSの枠を超えた「次世代のプラットフォーム」が必要とされました。
そこでPowerCMSが培ってきたノウハウと、最新の技術を融合させた、PowerCMS Xが登場しました。
これは単なるPowerCMSバージョンアップではなく、まったく新しいアーキテクチャで設計された、「ウェブサイトを超えた、あらゆるデータ管理のためのCMS」です。
ここが大きく変わった、PowerCMS Xが提供する3つの革新的な価値


オブジェクトベースで「モノ」を創るための自由なデータ構造
従来のCMSでは、データの「型」があらかじめ決められており、ウェブサイトの記事やページを管理することが主目的でした。しかし、PowerCMS Xは「オブジェクトベース」という革新的な思想に基づいています。
ウェブサイトを構成するあらゆるデータの「型」を自由に定義できます。
例えば、「製品」「店舗」「イベント」「顧客情報」といった、ビジネスに特化した独自のデータ構造(スキーマ)をGUI上で直感的に設計可能です。
これにより、ウェブサイトのコンテンツ管理だけでなく、製品カタログサイト、店舗検索システム、ECサイトや会員管理・顧客データベースなど、多様なビジネスニーズに対応したシステムを柔軟に構築できます。
開発効率を劇的に向上させるAPIファースト設計
ウェブサイトが多様化する現代において、特定の技術に縛られることは大きな足かせとなります。PowerCMS Xは、すべての機能がAPI経由で利用できる「APIファースト」な設計を採用しています。
PHP、JavaScriptなど、使い慣れた言語で開発を進めることができ、チームの開発効率を格段に向上させ自由にフロントエンドを構築できることを意味します。
ヘッドレスCMSとして利用することも、外部サービスと連携することも思いのままです。これにより、プロジェクト全体の生産性を劇的に向上させます。
また、APIを利用することで、ウェブサイトだけでなく、モバイルアプリやデジタルサイネージなど、複数のプラットフォームにコンテンツを配信することも可能になります。
変化に対応し、持続可能なシステムを構築
変化の激しい時代に対応するためには、将来的な拡張性やメンテナンス性が不可欠です。
ウェブサイトは一度作って終わりではありません。ビジネスの成長とともに、機能追加や改修の要望は必ず発生します。
PowerCMS Xは、「持続可能性」を重要なテーマとして設計されました。
データの「型」が明確に定義されているため、将来的な機能追加やシステム改修の際にも、全体の整合性を保ちやすく、メンテナンスが容易です。また、柔軟なアーキテクチャは、新たなテクノロジーの登場にも迅速に対応できます。
これにより、長期にわたって安心して運用でき、ビジネスの成長に合わせたシステム拡張が可能です。
PowerCMS と PowerCMS X の比較
PowerCMS | PowerCMS X | |
---|---|---|
開発元 | アルファサード株式会社 | アルファサード株式会社 |
ベース | Movable Typeをベースに拡張 | ゼロベースで設計・開発 |
適している サイト |
官公庁・大学・大企業 | 高度なセキュリティ要求・API連携の案件 |
リリース年 | 2007年 | 2018年 |
導入実績 | 国内3,000 サイト以上 | 国内約130サイト (2024年2月時点) |
初期費用 | 440,000円~ | 880,000円~ |
次年度費用 | 88,000円~ / 年 | 176,000円~ / 年 |
アーキ テクチャ |
テンプレートベース | オブジェクトベース |
開発言語 | Perl | PHP |
データ管理 | 記事とウェブページ | あらゆるデータを管理可能 |
拡張性 | プラグイン | スキーマ |
静的ページ 出力 |
◯ 基本的に静的出力 | ◯ 動的、ハイブリットにも設定可能 |
データベース 設計 |
× データベース構造は固定 | ◯ 自由に設計・追加・変更可能 |
ワークフロー 機能 |
◯ 3段階のステータス管理 | ◯ 段階無制限、直列、並列から選択可能 |
スピード | △ 管理画面やページ再構築に時間を要する場合がある | ◯ 管理画面や再構築において大幅に高速 (従来比20倍) |
データ移行 | ◯ HTMLから可能(画像やファイルも対象) | ◯ HTMLから可能(画像やファイルも対象)出力形式も多様 |
未来日時 プレビュー |
× 標準搭載なし | ◯ Webサイト全体のプレビュー表示が可能 |
フォーム 作成 |
△ GUIから可能だが、制限あり | ◯ ノーコードで簡単に作成可能 |
アセット 管理 |
◯ カテゴリ・カスタムフィールド対応 | ◯ 独立オブジェクトとして柔軟に管理 バックアップ対応 |
アクセシビリティ チェック |
◯ JIS X A〜AAに対応 | ◯ JIS X, WCAG共にA, AA, AAAに対応 |
日本語 エディタ |
× 標準搭載なし | ◯ 文章校正、ルビ振りにも対応 |
多言語対応 | × 標準搭載なし | ◯ 70言語以上対応、翻訳ワークフローも可 |
セキュリティ | ◯ ロックアウト機能、IP制限などを搭載 | ◯ ロックアウト機能、IP制限などを搭載 |
AWS連携 | × 標準搭載なし | ◯ Amazon C3 / CloudFrontを通して配信可能 |
SNS連携 | ◯ Xとの連携が可能 | ◯ XやLINEで新着情報を配信可能 |
オブジェクトベース
のアーキテクチャ
PHPのみで開発
あらゆるデータを
管理可能
スキーマによる
拡張性
AWSを通して
配信可能
オブジェクトベース
のアーキテクチャ
PHPのみで開発
あらゆるデータを
管理可能
スキーマによる
拡張性
AWSを通して
配信可能
まとめ
PowerCMS Xは、従来のCMSが抱えていた性能とセキュリティの課題を根本から解決するために開発された、次世代のエンタープライズ向けCMSです。
最も注目すべきは、その圧倒的なパフォーマンスです。従来のPowerCMSと比較して最大20倍という驚異的な高速化を実現しています。これは、独自の高速化技術とキャッシュ機構により、ページの表示速度を劇的に向上させ、大規模サイトにおけるユーザーエクスペリエンスを飛躍的に高めることを可能にしました。
さらに、エンタープライズ環境で最も重要視されるセキュリティ面も徹底的に強化されています。二要素認証、多重アクセス権限設定、厳格な監査ログ機能などを標準で備え、企業の機密情報を安全に管理します。脆弱性への迅速な対応はもちろん、強固なアクセス制御によって、内部・外部からの不正アクセスリスクを最小限に抑え、企業コンプライアンスを遵守します。
この高速性とセキュリティは、企業のブランドサイト、大規模なECサイト、重要な顧客データを扱う会員向けサイトなど、高い要求水準が求められるプロジェクトにおいて、強力な武器となります。PowerCMS Xは、単なるコンテンツ管理システムではなく、ビジネスの成長を加速させるための堅牢なプラットフォームとして、企業のデジタル戦略を力強く支えます。


イーストクリエイティブは、PowerCMS Xの公式認定パートナーとして、数多くの構築実績を誇ります。
2023年には、開発元であるアルファサード株式会社様との対談も実施し、開発元とのつながりを強めています。
お客様の要望に寄り添い、一貫したサポートをご提供いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

PowerCMS X対談
PowerCMS X開発元のアルファサード株式会社の取締役社長 【※当時 現取締役(非常勤)技術開発担当】と、 弊社営業本部長の高木朝規との対談がWeb制作会社年鑑2023-Web Designing-に掲載されました。
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